April 11, 2012

第5回関西オープントーナメント・試合レポート

第5回関西オープントーナメント・試合レポート

取材:JBJJF広報部 

関西オープントーナメントで行われた注目試合、女子アダルト茶/黒オープンクラスのワンマッチ決勝戦を試合写真で振り返る。
日本におけるブラジリアン柔術、草創期から選手として活躍する茂木康子(茶帯・デラヒーバジャパン)と、世界的にも珍しいと思われる、女性としての道場代表者、増田優実(トリスケリオン柔術)との一戦は、今大会唯一の茶/黒帯の試合となった。試合は増田がパスガードやバックマウントなどで大量ポイントを奪い、女子選手の第一人者ともいえる茂木から勝利を収めた。今後の増田が女子柔術界において、トップランナー、中心選手としての活躍を見せていくのか、注目が集まる。
 
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女子アダルト茶/黒オープンクラス優勝の増田優実(トリスケリオン柔術)

<増田優実・試合後コメント>

ーー優勝おめでとうございます。
 ありがとうございます!
 
ーー茂木選手との試合を振り返ってください。茂木選手の印象などお聞かせください。
女子柔術界のパイオニアとして常にリードし続ける茂木さんと試合ができたのはすごくいい経験ができました。以前対戦したスマックガールのグラップリングトーナメントではポイントで負けてしまったので今回は絶対に勝ちたいと思って試合に臨みました。試合は序盤スタンドの攻防で上を取りたかったのですが弱気になって引き込んでしまいました。クローズドから十字を取りに行こうとしましたが茂木さんのディフェンスが固く、極めることができそうにないのでオープンガードで試合を動かしてリバーサルを狙っていくことに作戦を変更し作戦が上手くはまり上を取り返すことができました。上を取ったときに力を使いすぎて腕がいうことをきかなくなっていましたが先生(田中達憲)の指示通り体重とバランスをうまく使って上をキープして試合をコントロールできたのが勝因だったのではないかと試合を振り返ってみて思いました。茂木さんはとにかく柔術の理念である「生き残ること」ということにたけている選手で、攻めることがすごく難しい選手でさすがレジェンドだなと思いました。あと、試合中道場のみんなの応援がすごく心強く最後まで集中を切らさず戦えたことも勝因の一つだったと思います。
 
ーー増田選手のスポーツ歴、格闘技歴、経歴などを簡単に教えてください。また茶帯を巻かれたのはいつ頃でしょうか。
中学・高校はバスケットボール部で汗を流し、短大時代になぜか泳げないのに水球部に入っていました(笑)。その時の巻き足が今の柔術の足を効かせる基礎になったのかもしれません。柔術を始めた初めてのきっかけは、田中先生がスポーツクラブでひらいていたBJJのカルチャースクールでした。それからはまってジムに入り今に至ります。茶帯は頂いたのはアマチュア修斗全日本を優勝した時に頂きました。連盟への選手登録は去年2011年からしました。
 
ーー主宰するトリスケリオン柔術について教えてください。世界的にも珍しい、女性が代表を務めるジムですね。
もともとトリスケリオン柔術はWK兵庫から派生したアカデミーなのですが田中先生が「もっとブラジリアン柔術を専門的にやりたい人が集うアカデミーにしたいよね」というところから「女子だけど一番私(田中達憲)の柔術を体現できて、一番基礎を理解しているしアカデミーの皆も同じように思っているよ。柔術アカデミーの代表してみない?」という言葉を頂いてアカデミーの代表者になることを決心しました。女性が代表ということで入会していただいている女子の会員さんもいるので女子の競技人数が増えるようにこれから活動を活発にしていきたいと思っています。

ーー今後の活動&試合予定。目標などがあれば教えてください。
 総合の試合にも出ていきたいと思っているのですが会社から総合はNGを出されているのでまず、グラップリングや柔術でどんどん試合をこなしていきたいと思っています。名古屋・東京方面の試合にも出場する予定です。黒帯を取ったらムンジアルで一度戦って表彰台にあがってみたいと思います。後はアカデミーの活動をもっと活発にして競技する人を増やしてBJJの楽しさや奥深さやりがいなどを伝えていけたらなと思っています。
 
 
女子アダルト茶/黒オープンクラス決勝戦 茂木(左)vs  増田(右)

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引き込んだ増田は下からの腕十字を極めかけるなど果敢に攻める

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上を取った増田は、パスガード、バックマウントとポイントを重ねる

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茂木の出血アクシデントでドクターチェックが入る一幕もあった

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増田が女子柔術界のパイオニア茂木を破っての勝利


Posted by jbjjf at 14:00│ 大会レポート