July 18, 2012

第6回全日本キッズ選手権大会・レポート vol.2

第6回全日本キッズ選手権・団体優勝は「PUREBRED川口REDIPS」に!
2012年7月16日(月・祝、海の日)、東京・台東区リバーサイドスポーツセンター柔道場にて行われた「第6回全日本キッズ選手権」。マイティーマイト(4歳)からティーン(15歳)までの選手、170人以上が参加した同大会で、団体優勝を果たしたのはベテラン黒帯・小野瀬龍也率いる「PUREBRED川口REDIPS」(ピュアブレッド・カワグチ・リディプス)だった。
出場選手18名の大所帯で臨み、6つのカテゴリーを制覇。尚且つ同門決勝も多く圧倒的な強さを誇った。
パラエストラ千葉の4連覇を阻止し、選手レベルが飛躍した秘訣とは――。
大会直後、代表・小野瀬氏にインタビューを行った。
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表彰後の記念撮影。生徒同士が年齢関係なく仲が良いのも印象的。同門選手に対する応援も熱かった!

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代表の小野瀬龍也氏。日本を代表する黒帯ブラジリアン柔術家の一人。スパイダーガードの名手として知られる。名門「PUREBRED大宮」の出身で、2006年自らのジム「PUREBRED川口REDIPS」を開設。今大会では、2位に17ポイントという大差をつけての優勝だった。

総合優勝発表後 PUREBRED川口REDIPS代表・小野瀬龍也氏インタビュー
――まずは団体優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。キッズ柔術創設6年目で初優勝となります。

――
優勝発表の瞬間、涙ぐんでいましたね。
そうですか(照れ笑)。ずっとパラエストラ千葉に負けていましたからね。各道場ともレベルが上がっている中で、生徒皆の総合力で勝てたのは非常に嬉しかったです。

――総勢18人参加の大所帯で、優勝は狙っていた、と。
そうですね、キッズ生徒は40人程居るので半分近くが出場してくれました。でも勝ち負けは大事ではなく、「子供でも頑張れば出来る!」という気持ちを味あわせてやりたかったんです。出来る限り練習時間を増やしたりしました。

――豊富な練習量も勝利に繋がった、と。
キッズは基本的に週4回授業がありますが、大会前の休日はお弁当持参で午前・午後の二部練習をする事もありました。

――その結果、優勝、同門決勝も多く、総合ポイントでかなりリードしましたね。
子供達は、道場からの目標・約束をよく守ってくれました。ウチでは毎回試合に出るときに道場からの目標を設定しています。1・挨拶返事をきちんとする。2・試合で勝っても負けても全力でやること。3・仲間の応援を最後まですること。4・周りの人間に迷惑を掛けることはしない。そして試合前にジムに一度集まり、出場する各々に目標を訊き出して、大会に臨みます。

――子供の目標はどういうものが多いのでしょうか。
可愛らしいものが多いですよ。金メダルを獲りたい、腕十字を取られない、とか(笑)。子供は自分から声にして出さないと心に入ってこないので、試合前に復唱させることもあります。

――
なるほど。では、小野瀬代表がキッズ指導で心掛けていることを教えて下さい。
まずは礼儀作法。挨拶をしっかりすること、他者に迷惑かけないなど、親から教えられる基本的な部分も、一から指導します。その上で競技部分を教えていきます。あとは、出来ない子供目線にも合わせることも重要だと思っています。

――では、キッズ柔術においてREDIPSの今後の展望を教えて下さい。
そんな大それた事は言えませんが、まずは地域の子供達に運動する楽しさを知ってもらいたいです。道場の存在意義は地域貢献だと思いますからね。

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試合前の朝礼。各々に目標を復唱させている。

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ピーウィーの生徒も、小野瀬代表の励ましで全力で勝負!

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写真は、ジュニア黄/橙帯ライト級の 同門決勝戦。REDIPSらしく、スパイダーガードで戦う! 小野瀬代表はセコンドに就きながら、両生徒をしっかり応援。

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大会終了後の結果報告会で、感極まって声を詰まらせる小野瀬代表。子供たちにしたわれる心優しき先生。おめでとうございます!




Posted by jbjjf at 10:00│ 大会レポート | インタビュー