2012年7月22日、岡山県倉敷市の倉敷マスカットスタジアム柔道場で「第3回中国選手権大会」と「第1回中国NO-GI選手権大会」が開催された。
現在、中国地方(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)での連盟への加盟団体数は13団体で、年々、着実にその数を増やしつつある。登録指導者も紫帯が多いため、出場選手は、白・青メインのフレッシュな印象を受けた。しかし、試合に飢えた選手たちにとっては恰好の腕試しの場だけに、ルースター級の選手でもオープンクラスにエントリーする選手も見られ、熱戦の連続だった。

野球場としても評価の高い倉敷マスカットスタジアム内の柔道場で熱戦が繰り広げられた。
大会終了後、入賞者等が集まっての記念撮影。前列中央は団体優勝を決めた藤田柔術代表・ 藤田喜弘氏。
それでは熱戦の中から、一番エントリー数が多く盛り上がった各帯のオープンクラスをお届けする。
アダルト青帯オープンクラス決勝戦
優勝 藤岡勇(藤田柔術)
準優勝 大島崇平(新倉敷柔術クラブ)
決勝はルースター級の藤岡が勝ちあがり、フェザー級を制した大島との“体重差12キロ差”の一戦になった。明らかに体格に劣る藤岡だが、試合開始早々に引きこむと、下から腕十字を一閃! どうにか逃れる大島だが、またスグに藤岡が腕十字にトライし、今度は完全に決まってしまう。体重差を物ともせず、藤岡が一本勝ちで階級別を含め二冠を達成した。
マスター青帯オープンクラス決勝戦
池谷雅弘(藤田柔術)vs小島尚登(チーム一領具足)





マスター青帯オープンクラス
優勝 池谷雅弘(藤田柔術)
準優勝 小島尚登(チーム一領具足)
マスター青帯ライトフェザー級にエントリーした3名が、そのまま同じ人数でオープンクラスで再戦。階級別は共に苦杯を舐めた池谷雅弘、小島尚登が決勝に勝ち上がり、試合は攻守がめまぐるしく入れ替わる大熱戦に。先手を打った小島が上をとり腕十字の体制に入るが、どうにか池谷が逃げ切り、今度は池谷が下から三角絞め、そこから腕十字に切り替えタップ! 池谷が優勝を勝ち取った。
アダルト白帯オープンクラス決勝戦松原エデュアルドヒデキvs林直樹(右・松原、左・林。共に藤田柔術)




アダルト白帯オープンクラス
優勝 松原エデュアルドヒデキ(藤田柔術)
準優勝 林直樹(藤田柔術)
共にミドル級では優勝ならず涙を飲んだ2人が勝ち上がり、決勝は同門対決となった。大柄で体型で優る松原が素早く引き込み、終始林をコントロール。林は何度もクロスガードを解こうとするも、松原のほうが一枚上手でポイント差で勝利。藤田柔術の選手は他にもアダルト白帯ルースター級、アダルト白帯ミドル級を制し、白帯の表彰台をほぼ独占する形になった。
団体優勝は黒帯・藤田喜弘が率いる『藤田柔術』に!
団体成績
優勝 藤田柔術 51P
準優勝 新倉敷柔術クラブ 21P
三位 チーム一領具足 18P
Posted by jbjjf at 01:00│
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大会レポート