August 10, 2012

第5回東北オープントーナメント・大会レポート

2012年8月5日、宮城県仙台市青葉区の仙台市武道館で「第5回東北オープントーナメント」が開催された。昨年の東日本大震災以降も、日本ブラジリアン柔術連盟では復興の願いも込め、東北地方で積極的に大会を開催している。今回も白~紫帯まで約70名の選手が参加し、特にマスター・シニア世代のエントリーが目立ちおじさん世代もまだまだ若者には負けてられない!と言わんばかりの大熱戦を繰り広げた。
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大会後、入賞者での記念撮影。小さめの武道場に選手、応援組で満員状態に。

ココからは熱戦の中から、一番エントリー数が多く盛り上がった白・青・紫帯のオープンクラスをお届けする。

アダルト紫帯オープンクラス決勝 鹿糠智樹(上・アカデミア・ラッソーナ) vs  武山英樹(下・禅武道場草柔会)
38

16

49

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優勝:鹿糠智樹(アカデミア・ラッソーナ)
試合開始早々に引き込んだ武山は、回転系の足捌きをみせ、ベリンボロを狙う。しかし、鹿糠はカウンターとばかりに狙いすましたアキレス腱固め! 外掛けになるギリギリのところながら、ガッチリ決まり武山はタップ。49秒、ワンマッチ決勝は一本勝ちで鹿糠が制した。


アダルト青帯オープンクラス決勝戦 足立玄(左・草柔会仙台) vs 後藤拓磨(右・草柔会仙台)
41-5

41-14

41-17

41-18

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優勝:足立玄(草柔会仙台)
準優勝:後藤拓磨(草柔会仙台)
7名エントリーのトーナメント決勝は、草柔会仙台の同門対決に。両選手共に柔道技を得意とするようで、実に4分近い立ち技勝負はほぼ互角。痺れを切らした後藤がタックルした瞬間を、足立が腰を引いて潰しバックへ。後藤は引き込んで逃れようとするが、足立がパスガードに成功してサイドポジションで3ポイント先取。クロスガードに戻した後藤は積極的にヒップスローなどの技を仕掛けるが、またも足立がサイドを奪い勝負あり。足立がアダルト青帯ミドルに続き2冠に輝いた。


アダルト白帯オープンクラス決勝 佐藤竜也(いわきK-3) vs カナウェイ・パトリック・マクレラン(ブルーマックス)
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45

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02

13

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優勝  佐藤竜也(いわきK-3)
自らの襟を持ち、投げを警戒するマクレランは素早く引き込みを狙う。しかし、佐藤は待ってましたとばかりに、相手が引き込んだ瞬間にジャンプして一気にマウントを奪い4P先取。そして腕十字を狙うがマクレランのブリッジで上下が入れ替わる。佐藤の三角絞めは不十分で、外したマクレランがサイドポジションを取りポイント4-3。逆転を狙うマクレランがマウントに移行しようとした瞬間、素早く逃れた佐藤はピンチを脱出。立ちから再開して佐藤は再度マウントを奪い、先ほどと同じ展開で下になり三角絞め。今度はガッチリ決まり、試合残り10秒のところでマクレランがタップ。佐藤はアダルト白帯ライト級に続き2冠達成に。


アダルトNO-GI青/紫帯オープンクラス決勝 鹿糠智樹(アカデミア・ラッソーナ) vs 葛西達(ブレイブハート仙台)
 26

46



31

柔術、NO-GIで優勝した鹿糠にトップアスリート、格闘家からも信頼を得ている「HALEO」のサプリを贈呈。
東北オープンと同時開催された「第9回東北NO-GI選手権」。エントリー者数は白青紫合わせて7人と少人数であったが、一本勝ちが多く非常に熱戦続出。中でもアダルトNO-GI青/紫帯オープンクラスのワンマッチ決勝をココで紹介したい。アダルトNO-GI青/紫帯ミドル級で既に優勝している葛西に対し、体格に勝る鹿糠は組み付きから豪快な首投げでサイドポジション。スグにアームバーで開始30秒ほどで一本勝ち。柔術紫帯無差別決勝も秒殺勝ちするなど、圧倒的な強さを見せつけた。柔術衣のないだけに、非常にスピーディーなNO-GIの醍醐味が爆発した試合であった。
 

以上





Posted by jbjjf at 19:00│ 大会レポート