2012年8月5日、宮城県仙台市青葉区の仙台市武道館で「第5回東北オープントーナメント」が開催された。昨年の東日本大震災以降も、日本ブラジリアン柔術連盟では復興の願いも込め、東北地方で積極的に大会を開催している。今回も白~紫帯まで約70名の選手が参加し、特にマスター・シニア世代のエントリーが目立ちおじさん世代もまだまだ若者には負けてられない!と言わんばかりの大熱戦を繰り広げた。
大会後、入賞者での記念撮影。小さめの武道場に選手、応援組で満員状態に。
ココからは熱戦の中から、一番エントリー数が多く盛り上がった白・青・紫帯のオープンクラスをお届けする。
アダルト紫帯オープンクラス決勝 鹿糠智樹(上・アカデミア・ラッソーナ) vs 武山英樹(下・禅武道場草柔会)
アダルト白帯オープンクラス決勝 佐藤竜也(いわきK-3) vs カナウェイ・パトリック・マクレラン(ブルーマックス)
自らの襟を持ち、投げを警戒するマクレランは素早く引き込みを狙う。しかし、佐藤は待ってましたとばかりに、相手が引き込んだ瞬間にジャンプして一気にマウントを奪い4P先取。そして腕十字を狙うがマクレランのブリッジで上下が入れ替わる。佐藤の三角絞めは不十分で、外したマクレランがサイドポジションを取りポイント4-3。逆転を狙うマクレランがマウントに移行しようとした瞬間、素早く逃れた佐藤はピンチを脱出。立ちから再開して佐藤は再度マウントを奪い、先ほどと同じ展開で下になり三角絞め。今度はガッチリ決まり、試合残り10秒のところでマクレランがタップ。佐藤はアダルト白帯ライト級に続き2冠達成に。
アダルトNO-GI青/紫帯オープンクラス決勝 鹿糠智樹(アカデミア・ラッソーナ) vs 葛西達(ブレイブハート仙台)
柔術、NO-GIで優勝した鹿糠にトップアスリート、格闘家からも信頼を得ている「HALEO」のサプリを贈呈。東北オープンと同時開催された「第9回東北NO-GI選手権」。エントリー者数は白青紫合わせて7人と少人数であったが、一本勝ちが多く非常に熱戦続出。中でもアダルトNO-GI青/紫帯オープンクラスのワンマッチ決勝をココで紹介したい。アダルトNO-GI青/紫帯ミドル級で既に優勝している葛西に対し、体格に勝る鹿糠は組み付きから豪快な首投げでサイドポジション。スグにアームバーで開始30秒ほどで一本勝ち。柔術紫帯無差別決勝も秒殺勝ちするなど、圧倒的な強さを見せつけた。柔術衣のないだけに、非常にスピーディーなNO-GIの醍醐味が爆発した試合であった。
以上
Posted by jbjjf at 19:00│
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大会レポート