January 28, 2013

第3回東京オープントーナメント大会レポート

2013年初となるJBJJF主催大会『第3回東京オープントーナメント』が1月27日(日曜)、中央区総合スポーツセンターにて開催された。まだ会員更新が済んでない選手が多いためか、オープンクラスを含めて全23試合と少なめに。小規模大会になったが、DREAM参戦する総合格闘家・大沢ケンジが本名の“大澤健治”として青帯オープンクラスに登場。さらにPANCRASEやZSTに参戦するグラップリングの雄・村田卓実も紫帯オープンクラスに名を連ねた。他にも総合選手も参加し、試合は超熱戦が続出した。
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新年初の大会のため、中井祐樹連盟会長、桑原幸一審判部長も揃った開会の挨拶。 
選手はもう一度自分の試合道衣が規定されている公式の寸法に満たしているか確認を。
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試合前に行われた道衣チェックでは、道衣の寸法がIBJJFによって規定されている公式の寸法に満たしていない選手が続出。
今後試合出場する選手は、もう一度自分の試合道衣が、道衣上衣の厚さ(1.3センチ)、道衣の襟幅(5センチ)、完全に開いた時の袖口の寸法(7センチ)を満たしているか確認を薦める。

以下、注目選手の試合をレポートする。

PANCRASE参戦の伊禮真也選手が白帯フェザー級優勝、オープン準優勝!
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代表を務める大沢ケンジ選手を筆頭に、白青帯で8名参加した和術慧舟會HEARTS勢。大沢と同じくプロ選手が多かったが、その中でも活躍が目立ったのがPANCRASE参戦の伊禮真也だ。白帯フェザー級、オープンクラスにエントリーし、不慣れな道衣に階級別一回戦こそ苦戦するも、準決勝はアームロック、決勝もマウントを奪い完勝。オープンクラスも順当に勝ち上がり、決勝は原島秀一郎との同門対決に。体重差のある相手の柔道技に一歩も引かず、最後はレフリー判定で優勝を譲ったが、自力の違いを魅せつけた。

ムラタクこと村田卓実が紫帯出場も一回戦敗退、優勝は北九州から遠征の西本健治に
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紫帯オープンクラスは3人参加の巴戦となり、一回戦は木村純二(PUREBRED大宮)と西本健治(パラエストラ北九州)の一戦に。木村は本来ライトフェザー級のため、スーパーヘビー級の西本との体重差は実に30キロ以上。しかし、木村は西本の圧力を回転系のガードワークで受け流し、ポイントを与えない。試合終了20秒前にして、西本がフルパワーで上からパスを仕掛け、これがアドバンテージを得て辛勝。
敗れた木村と村田卓実(バルボーザジャパントーキョー)の戦いも、先ほどの再現の如く上からプレッシャーを掛け続ける村田の攻めを木村が7分間受け流し、ポイント0-0ながらレフリー判定で木村が勝利。決勝は木村vs西本の再戦になった。
今度は西本は試合開始早々に引き込み、ディープハーフガードからの潜りスイープで2ポイント先制。さらにサイドも奪いポイントを重ね、最後はサイドチョークで一本勝ち。昨年12月24日の第二回東京オープンに続き、今回の遠征試合で見事優勝を飾った。

【決勝後・西本選手の談話】
パラエストラ北九州では僕と同じ紫帯の重量級選手が多く、地元大会ではいつも同門決勝になっていました。だから他ジムの強豪選手ともっと試合がしたい、と思いで遠征しています。一回戦で木村選手と戦い、正直あの回転系のガードワークをパスできる自信はなかったので、決勝は自分から引き込みました。最後はしっかり一本も取れて本当に良かったです。また来月の第七回全日本新人選手権大会に遠征しますので、強い選手と戦いたいです。

総合格闘家・大沢ケンジこと“大澤健治”が階級上の選手をしっかりパスして勝利!
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桜井“マッハ”速人、佐藤ルミナなど数多の有名格闘家が参加してきたJBJJF主催大会。今回もDREAMや修斗の舞台で結果を残している大沢ケンジが、青帯としてエントリーして大きな話題に。階級別では試合成立せず、オープンクラスのワンマッチ決勝で一階級の上の黒須英之(ストライプル)と対戦した。
試合開始早々に大沢自らが引き込む意外な展開に始まり、しっかり相手の圧力を流し、中盤にスイープポイントこそ得られなかったが大沢が上になる。そして体格に勝る相手をしっかり寝かせて、ハーフガードで絡まっていた足を引きぬき、サイドポジションで3ポイント奪取。残り時間をしっかり固めて盤石の勝利、柔術デビュー戦を見事優勝で飾った。

【決勝後・大沢選手の談話】
柔術初試合は緊張しましたね。いきなり引き込んだのは、違う一面を見せようかな、と(笑)。柔術練習は自分が代表を務める「和術慧舟會HEARTS」で昨年5月ぐらいからやってたんですけど、最初全然ジム生が来なくて。9月ぐらいから一気に盛り上がりジム内でブームになり、参加人数が一気に増えたんです。で、試合と盛り上がったところで、ピュアな柔術家の動きを代表の僕がわからないダメなので、出たほうがいいかな、と。いや~、でもやっぱり難しかったけど、楽しかったです。また来月の試合も出場予定なので、柔術家の皆さんお手柔らかにお願いしたいですね。

【以下、表彰台写真】(一部)
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アダルト白帯ライトフェザー級
優 勝:田原基志(DRAGON'S DEN)

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アダルト白帯フェザー級
優 勝:伊禮真也 (和術慧舟會HEARTS)
準優勝:川原常義(和術慧周會トイカツ道場)

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アダルト白帯ミディアムヘビー級
優 勝:歌丸浩一(NASCA町田BJJ)

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アダルト白帯オープンクラス
優 勝:原島秀一郎(和術慧舟會HEARTS)
準優勝:伊禮真也(和術慧舟會HEARTS)

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アダルト青帯ルースター級 
優 勝:高松佳孝(PUREBRED川口REDIPS)

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アダルト青帯オープンクラス
優 勝:大澤健治(和術慧舟會HEARTS)

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アダルト紫帯オープンクラス
優 勝:西本健治(パラエストラ北九州)
準優勝:木村純二(PUREBRED大宮)

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マスター青帯フェザー級
優 勝:小松勝明(トライフォース新宿)
準優勝:植村雄太(パラエストラ小岩)

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マスター青帯オープンクラス
優勝:近藤正宏(和術慧舟會HEARTS)

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シニア1青帯ライトフェザー級
優 勝:對馬進悟(高田馬場道場)

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シニア1青帯フェザー級
優勝: 楠井照彦(GRIP JIU-JITSU TEAM)

他、表彰台の試合写真はFacebookにて公開中。
以上、広報部

 





Posted by jbjjf at 10:00│ 大会レポート