February 08, 2013

2012年度JBJJFランキング上位者インタビュー第六弾:鍵山士門

2012年度JBJJFランキング上位者インタビュー第6弾は、紫帯1位に輝いた鍵山士門(デラヒーバジャパン)だ。出場大会はほぼ優勝、最悪でも2位という恐ろしい強さをみせ、2位を大きく引き離し圧倒的ポイント差で紫帯部門の頂点に立った鍵山選手。柔術歴は僅か5年ながら、既に茶帯も取得。そんな若手注目株に直撃した。
kagiyama_delariva1
表彰台にて、敬愛するというデラヒーバ氏の肩に手を添えて。 

--まずはスポーツ歴、柔術歴を教えてください。
高校時代柔道3年間やってました。柔道二段です。柔術歴は5年になります。

--2012年度の紫帯の年間ランキング1位となりましたが、感想をお聞かせください。
あまりランキングの事は意識はしていなかったのですが、年間を通して大会に出続け成績を残したことが形として残ることは素直に嬉しく思います。

--1年間を通じて、印象深い試合や大会を教えてください。アジアオープンとデラヒーバ杯がとても印象に残っています。
アジアオープンでは過去6回戦ったトライフォース青山所属の玉木選手に初めて負けた試合なのでとても悔しい思い出として残っています。
デラヒーバ杯ではデラヒーバ先生の目の前で優勝することが出来とても嬉しかったです。

--紫帯ランキング2位の玉木選手についての印象を教えてください。
とてもテクニカルで技が豊富なイメージがあります。自分は基本重視でテクニックが少ないというのもありますが(笑)、毎回試合では苦戦を強いられていました。

--現在の練習環境、指導環境、などについて教えてください。
デラヒーバジャパンでは基本毎日練習に参加し、週に二回指導を行なっております。
また週に一度、ランニング・トレーニングを行なっております。目的としてはスイープのディフェンス力を高める為で、
ラントレで足腰を強化しております。あと1人で走るのは寂しいので会員さんに声掛けして参加してもらってます。
誰かいてくれると最後まで頑張れますね。またそれとは別に自主トレでウエイト・トレーニング等も行います。

--鍵山選手は積極的に出稽古も行なっているそうですね。
はい、火曜日と木曜日の午前中にトライフォース新宿で芝本選手、中山選手が開催しているコンペティションクラスに。
水曜日、土曜日はGRABAKA赤羽の代表、中村大輔選手が行っている練習会に参加させて頂いています。
どちらともとても強度のある練習会でとてもいい練習をさせていただいてます。

--印象深い練習仲間、練習方法を教えてください。
仲間で言うと同門の山田Jr秀之です。僕が高校三年の冬に入門したとき、彼はもう紫帯。同い年だけど強くて雲の上の存在でしたが、互いに意識しあって頑張ってきました。
柔術で迷った時は彼にテクニックについて質問したり、彼は僕にウエイト・トレーニングについて質問したり等、そんな関係です。
他道場の練習会にも彼が先に参加していて誘ってくれて、背中を押してくれました。彼は先月黒帯に昇格しましたが今後も互いに意識しあって頑張っていく仲間です。

--2012年12月に茶帯に昇格されたそうですが、感想をお聞かせください。
デラヒーバ杯で優勝しデラヒーバ先生、浜島先生に茶帯を認められたことが、とても嬉しかったです。優勝し翌日にデラヒーバ先生に直接茶帯を巻いて頂きました。一生忘れられない思い出です。
茶帯になっても今まで通り一本を狙いに行くアグレッシブな柔術が出来たらと思います。帯が上がり相手のレベルも上がりましたが守るだけでなく自分から攻める柔術がしたいですね。

--2013年の目標、世界柔術の目標をお知らせください。
2013年の目標ですが毎年同様なるべく試合に出続けることです。
JBJJFランキング1位と言う事で、世界柔術には日本代表と言う気持ちで臨み、メダルを手に入れる事です。
将来の目標は幸せな家庭を築き上げ、いつまでも柔術を続ける事、それだけです。

--JBJJFランキング制度についての感想、印象をお聞かせください。
選手達が切磋琢磨し、年間を通して成績が形として残るランキングシステムは、選手として非常に嬉しいことだと思います。また自分達のような海外遠征資金に困っている若者たちにとって、チャンスを与えてくれるとても有難い制度だと思います。
今後ももっと沢山の選手が日本代表を狙うよう参加してほしいです。

kagiyama_delariva2
kagiyama_delariva3
世界のデラヒーバ氏も認めるその実力。茶帯でも大活躍することは間違いない。

写真協力:デラヒーバジャパン
以上
JBJJF広報部 


 


Posted by jbjjf at 18:00│ インタビュー