2013年4月21日、宮城県武道館にて『第6回東北選手権大会』が開催され、アダルトは白~紫、シニア2も白・青で試合が成立するなど、幅広い年齢層の選手が参加し大会は盛り上がりを見せた。
団体優勝は10人以上の優勝者を出した草柔会仙台になり、前回第5回は岩手支部が団体優勝るなど、東北の地に“草柔会”ありの強さを見せつけた形になった。今回はその激闘から一部試合レポート、表彰台写真をお届けする。
団体成績優 勝:草柔会仙台 45P準優勝:ブレイブハート 27P3 位:パラエストラ八戸 9P
決勝は同門対決に!!アダルト紫帯オープンクラス


1回戦 浅野良夫(セレジェイラ柔術) vs 足立玄(草柔会仙台) 昨年の東北オープンでも青帯オープンクラスを制している実力者の足立玄が登場。柔道が得意な足立がトップになり、浅野がガードの展開。
足立は休まずパスを狙い続け、浅野もしつこく足を使ってディフェンスでポイントを与えない。ラスト1分で足立がパスに成功、あとはサイドからのキムラロックを狙い続けてタイムアップ。
P3-0で足立が勝利した。

敗者復活戦 浅野良夫(セレジェイラ柔術) vs 後藤拓磨(草柔会仙台)敗者復活戦で浅野が後藤拓磨と対戦。ダブルガード状態から浅野が立ち、アドバンテージを得る。
しかし、スグに浅野は引き込み返してしまい、それに合わせて起きた後藤にスイープ2点献上。
その後、後藤の猛攻が続き、パス、ニーオン、再度パスなどを重ねP12-0で勝利した。



決勝戦 足立玄(草柔会仙台)vs 後藤拓磨(草柔会仙台)決勝は同門対決に。共に柔道技を得意とし序盤は立ち技で攻防したあと、後藤から引き込む。
足立のパスガードのプレッシャーが強く、パスしかかるがその度に後藤も立ち上がって難を逃れる。
この攻防を繰り返し、後藤の立ち上がり際を狙い足立がおんぶ状態のバックコントロールを奪取して4ポイント先制。
その後、上下の攻防に戻り、最後まで足立がプレッシャーをかけ続けてタイムアップ。P4-0で足立勝利して、階級別と共に2冠を達成した。
【紫帯2冠の足立選手インタビュー】

--まず柔術を始めた理由を教えてください。
やはり『PRIDE』ですね。ノゲイラ☓ヒョードル戦を観て、ノゲイラ選手みたいな動きをしたいのが始まりです。だから最初は総合格闘技に興味あったのですが、今や柔術の魅力にどっぷり浸かりましたね。
--草柔会を選んだ理由、練習頻度を教えてください。
『東北 柔術』で一番最初にネット検索で引っ掛かったからですね。現在は仙台で営業仕事の傍ら、週3日位程は練習しています。
--東北柔術の特徴を教えてください。
なかなか人数が集まらない環境の中で、気軽に運動したい人から、岩崎正寛選手(TEAM HALEO)のように国内外でしっかり結果を出す選手まで、皆、強くなりたい思いで練習していますね。
--今後の目標を。
やっぱり黒帯ですね。柔術を始めた時から、ずっと思っていますから。
【以下、表彰台写真】

アダルト白帯フェザー級
アダルト白帯オープンクラス
優 勝:安藤大輔(草柔会仙台)

アダルト白帯ライト級
優 勝:石井竜生(草柔会仙台)

アダルト青帯フェザー級
優 勝:大藤健佑(ブレイブハート)

アダルト青帯ヘビー級
アダルト青帯オープンクラス
優 勝:伊藤貴文(ブレイブハート)

アダルト紫帯フェザー級
優 勝:浅野良夫(セレジェイラ柔術)

アダルト紫帯ライト級
優 勝:後藤拓磨(草柔会仙台)

アダルト紫帯ミドル級
アダルト紫帯オープンクラス
優 勝:足立玄(草柔会仙台)

マスター青帯ライトフェザー級
優 勝:浅部康宏(チーム波紋会)

マスター青帯フェザー級
優 勝:野崎太一(草柔会岩手)

マスター青帯ミディアムヘビー級
優 勝:黒坂茂喜(パラエストラ八戸)

シニア2白帯ライトフェザー級
優 勝:中沢優人(草柔会仙台)

シニア2白帯ミドル級
シニア2白帯オープンクラス
優 勝:今野義久(草柔会仙台)

シニア2青帯ライトフェザー級
優 勝:中村淳(草柔会仙台)

優 勝:鎌田竜彦(ブレイブハート)

シニア2紫帯ライト級
シニア2紫帯オープンクラス
優 勝:齋藤富士雄(ブレイブハート)

マスター青帯オープンクラス
優 勝:黒坂茂喜(パラエストラ八戸)
準優勝:浅部康宏(チーム波紋会)
Posted by jbjjf at 17:28│
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大会レポート