July 03, 2013

第2回全日本ノーギ柔術選手権大会レポート&表彰台

6月30日(日曜)、台東区リバーサイドスポーツセンターにて『第2回全日本ノーギ柔術選手権大会』が行われた。道衣を着ない柔術“ノーギ”の日本一を決める公式大会として、JBJJFでは昨年から実施。今大会は西日本柔術選手権や他大会を重なったために試合数は少々寂しいものとなったが、それでも道衣とは一味違った白熱の攻防、一本勝ちの連続で好試合が連発した。今回はその激闘から一部試合レポートをお届けする。
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白帯部門の一般参加として、横須賀ロデオスタイル勢の大活躍が目立った。 

茶黒部門では東日本柔術選手権で波に乗る坂本純がノーギも制覇!
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今年春に茶帯昇格したばかりの坂本純選手(トライフォース柔術アカデミー)が、広島の柔術界の重鎮・藤田善弘選手(藤田柔術)に挑んだ。まず下から足関節を狙う藤田選手が立ち上がったところに、坂本選手がタックルを合わせて2ポイント先制。そこからは手数の豊富さで一歩上をいく藤田選手が猛反撃に出る。オモプラッタを執拗に狙っていくが、坂本選手も寸でのところで決めさせない。技を解いて下になった藤田選手が潜りスイープを狙うなど攻勢に出るも、坂本選手も冷静に対処。しかし終盤、藤田選手が禁止行為のネックロックの形に入ってしまい、反則負けに。坂本選手が思わぬ形の優勝に、「藤田選手は僕より一枚も二枚も上手で、本当に強かったです。また胸を借りたいです。でも優勝してホッとしています」と語った。


世界柔術入賞経験のある澤田伸大が一年ぶりの試合を制す!

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青帯時代に世界柔術選手権で準優勝経験もある澤田伸大選手(トライフォース柔術アカデミー)が、ノーギでも柔術家らしいテクニカルな動きで強さを発揮。一回戦を相手の強いプレッシャーをインバーテッドガードで受け流し、腕十字固めで一本勝ち。決勝も同様の展開になるが、中村洋介選手(DRAGON'S DEN)は腕を決めさせない。試合は澤田選手が3度腕十字の体勢にはいったことでアドバンテージ3を得て勝利。約一年ぶりという試合をきっちり優勝した。


頂柔術の吉田享平が青紫で階級・無差別の2冠に!
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東日本柔術選手権でもアダルト紫帯ミディアムヘビー級を制した吉田享平選手(頂柔術)が、この日も盤石の強さを発揮。ワンマッチの階級別では齋藤誠選手(トライフォース柔術アカデミー)をポイント12-0の完封勝利。そしてオープンクラスでは、青帯で優勝経験もあり勢いに乗るエヴァン・ドネリー選手(トライフォース柔術アカデミー)の強いプレッシャーに序盤苦戦するも、しっかり中盤からはコントロールしてバックを奪いかけるなどアドバンテージ3-1の勝利。決勝は齋藤選手との再戦になり、こちらも終始試合を支配して、ポイント8-0で2冠を達成した。

【以下、表彰台写真】
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アダルトNO-GI白帯フェザー級
優 勝:中山拓也(トライフォース新宿)

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アダルトNO-GI白帯ライト級
優 勝:山下高和(ロデオスタイル)

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アダルトNO-GI白帯ミドル級
優 勝:廣川政信(ロデオスタイル)
 
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アダルトNO-GI青/紫帯ライトフェザー級
優 勝:澤田伸大(トライフォース柔術アカデミー)
準優勝:中村洋介(DRAGON'S DEN)

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アダルトNO-GI茶/黒帯ライトフェザー級
優 勝:坂本純(トライフォース柔術アカデミー)

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アダルトNO-GI白帯オープンクラス
優 勝:今市遼佑(ロデオスタイル)
準優勝:山下高和(ロデオスタイル)

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アダルトNO-GI青/紫帯オープンクラス
優 勝:吉田享平(頂柔術)
準優勝:齋藤誠(トライフォース柔術アカデミー)

他、表彰台や試合写真はJBJJF Facebookページにて公開中。 
https://www.facebook.com/JAPANBJJFEDERATION

以上、広報部 

Posted by jbjjf at 10:57│ 大会レポート