October 17, 2013

「アジアオープン2013」直前選手インタビュー第四弾・白木大輔

『アジアオープン2013』で、エントリー中の日本人柔術家にインタビュー。第4弾は柔術復帰僅か10ヶ月足らずで先の『全日本ブラジリアン柔術選手権』で階級別・無差別を制した“杉江アマゾン大輔”こと白木大輔(SAD)選手だ。9月に行われたプロ柔術大会では国内無敗の柿澤剛之選手を破るなど、その驚異的な強さは復帰前と寸分違わず、いや強さは増している印象さえある。そんな白木選手が世界を見据えて挑むアジアオープン2013について話を伺った。
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--まず白木選手のスポーツ歴、柔術を教えてください。
白木選手(以下、白木)柔道中学高校と6年間、そこから修斗と柔術を併用して12年、現在は柔術のみで1年半ほどです。

--本格的に柔術にハマった理由を。
白木 単純に修斗でチャンピオンになるには故障箇所など、あと性格的な要因で難しいと感じたので。あと自分が一番勝てる種目が柔術だったからです。そして、練習や勝負は健康にもメンタルにも、さらに仕事面にも良いから続けています

--現在の練習環境を教えてください。
白木 現在はNEXグループやGSB、柔術サークルオロチで毎日レッスンしながら、30分のスパー、同じく定期的に名古屋ブラジリアンやバルボーザジャパン、ブラジル系のフレンズやホシャなどでレッスン&スパーを行っています。また、細川顕や加古拓渡君らと集まってYTT(山口トップチーム)というスパーのみの時間を設け、意見交換などの場も毎週日曜にやっています。そして仕事前の早朝には、友人トレーナーの山口さんの名古屋のパーソナルトレーニングスタジオGOOD SUN+にて、フィジカル面の強化を週三日やって頂いています

--今年も残り2ヶ月弱ですが、今年印象深かった柔術での出来事を教えてください。
白木 やはり元同門でスパーパートナーだった細川顕との全日本での決勝です。彼には凄く思い入れもあったので、結果勝利はしましたが、切なく悲しかった。ただ細川の成長も肌で感じられて、良い一面もありたした。そこから彼とまた練習するようになったし、今ではまた良きパートナーとしてサポートしてもらってます。彼には僕にはないセンスがあるので、あくまで“先輩”として期待しています。

--アジアオープンは、あなたにとってどんな大会でしょうか?
白木 日本開催という事で、こちらに環境的な主導権を握った状態で世界を体感できる大会だと思います

--過去アジアオープンでの思い出深い試合を教えてください。
白木 は第一回がライト級でセオドロカナル、二回目でミドル級でマイクファウラーという強豪と戦って勝つことが出来ました。私にとってはゲン良い大会です。

--対外国人という試合で勝利するには、一体何が必要と思いますか?
白木 フィジカル面がかなり重要でないかと考えています。もちろん自身がトレーナーだから、そのような考え方になってしまうのかもしれません(笑)。私的な意見ですが日本人は技術も細かいし、技術を探求するのは好きな人種だと思います。だからこそ元々フィジカルに差があってトレーニングにも着眼している外国人に勝つにはその要素が大事ではないでしょうか。もちろん技術もいります。ただ、どちらも重要で要はバランスではないでしょうか。

--自分の中で“ライバル”と思っている選手はいますか? 
白木 ライバルはいません(笑)。基本マットの目の前にいる相手がライバルですし、相手の研究も含めて自分自身を作り込むのが大事だと思います。 
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『アジアオープン2013』
日程:10月26日(土)、27日(日) 
会場:東京武道館・大武道場 

○住所/東京都足立区綾瀬3-20-1 
○交通アクセス/ 
JR山手線・京浜東北線「西日暮里」駅乗換え 
東京メトロ千代田線「綾瀬」駅東口下車 
徒歩5分(東綾瀬公園内をお通りください) 

申込期限:10月18日
会員登録、団体登録、JBJJFインターナショナルカード登録:10月11日〆切


以上、JBJJF広報部  
  


 

Posted by jbjjf at 13:23│ インタビュー